親の介護が始まってからも、私は旅行が好きなままです。ただ、以前のように「航空券が取れたから行こう」「ホテルが空いているから予約しよう」だけでは済まなくなりました。旅行へ行くには、私が家を空けている間の介護をどうするのかまで一緒に考えなければなりません。
今回、私は半年前に空席待ち表示の航空券のキャンセルを偶然拾うことができ、先に旅行の日程が決まりました。うれしい反面、そこからショートステイ先を探すことになり、希望した8泊が11泊になりそうだったり、別の施設ではお試し宿泊中の転倒・骨折があったことで本利用の返事をなかなかもらえなかったりと、かなり落ち着かない時間を過ごし四苦八苦。
介護中の旅行で難しいのは、旅行の予約だけではなく、介護する側とされる側の予定を同時に合わせることだと感じています。この記事では、私が実際に経験した「旅行日程が先に決まったケース」をもとに、ショートステイの予約、ケアマネジャーへの相談、施設との関係、旅行予約で気をつけたいことをお話しします。
- 親の介護中に旅行日程を決める難しさ
- ショートステイが希望日に取れないときの考え方
- ケアマネや施設へ早めに相談する理由
- 介護中でも旅行を続けるための準備
親の介護中に旅行するときの現実

介護が始まる前は、旅行日程を決める基準といえば、航空券やホテルの空き、自分や家族の予定、旅行代金などが中心でした。ところが自宅介護中は、そこへ親の体調、介護サービスの予定、ショートステイの空き、送迎日、施設側の受け入れ判断まで加わります。
旅行をしたい気持ちだけでは決められない。でも、介護をしているからといって、自分の楽しみをすべて手放すのも違う。私自身、その間で何度も気持ちが揺れました。
旅行日程が先に決まった私のケース
今回の旅行は、介護側の予定を固めてから旅行を予約したわけではありません。半年前、空席待ち表示の航空券にキャンセルが出て、たまたま希望に近い日程で取ることができました。人気の便だったので、「ここを逃したら次はいつ取れるか分からない」と思い、先に航空券を確保しました。
そこから本格的に始まったのが、親のショートステイの調整です。旅行は8泊を予定していたため、日帰りや1泊の外出とは違います。私が家にいない期間を丸ごと支えてもらう必要がありました。
ケアマネジャーとも相談し、念のため複数の施設を候補にして進めました。「どこか一つは希望どおり取れるだろう」と思いたい気持ちはありましたが、実際にはそんなに簡単ではありません。
◆bunchanのワンポイント
旅行の予定が先に決まることはあります。特典航空券、空席待ち、人気の宿、家族の休みなど、動かしにくい事情もありますよね。大切なのは「先に予約してしまったから失敗」と考えるのではなく、その時点から介護側の調整をできるだけ早く始めることだと思います。
希望8泊が11泊になりそうだった
候補の一つの施設では、希望していた8泊そのものは難しく、結果として11泊になる可能性がありました。その理由は、連休中の利用と送迎の予定がうまく合わなかったためです。連休中は希望日に送迎できず、連休明けまで滞在する必要があると言われました。
私が希望していたのは8泊。ところが送迎の都合を合わせると11泊です。3泊増えるだけと思うかもしれませんが、初めて本格的にショートステイを利用する親にとっては、その3日が大きく感じられます。
ケアマネジャーからも、初めての利用で11泊は少し長いかもしれないという話がありました。私も同じ気持ちでした。施設に預かってもらえるなら何泊でもいい、とは思えません。旅行する私が安心することだけでなく、親がその環境で無理なく過ごせるかも考えなければならないからです。
ショートステイは「空室があるか」だけでは決まりません。送迎できる曜日や時間、施設の受け入れ体制、本人の状態、利用日数などが重なります。旅行の日数とぴったり一致しないこともある、と私は今回実感しました。
お試し宿泊中の骨折もあった
もう一つの候補施設では、日程そのものは希望どおりでした。ただ、その施設には別の心配がありました。本利用の前に2泊のお試し宿泊をした際、親が転倒して、ろっ骨を骨折してしまったのです。
高齢になると、自宅でも外出先でも転倒の心配はあります。ですから、私はこの出来事だけで施設の良し悪しを決めたいとは思っていません。それでも家族としては、「次にお願いして本当に大丈夫かな」という不安が残りましたし、施設側も再度の受け入れについて慎重になったのだと思います。
希望日程は取れそうなのに、なかなか正式な返事が来ない。航空券はすでに予約済みで、旅行の日付は動かしにくい。時間だけが過ぎていく状況は、かなりひやひやしました。
この経験から感じたのは、ショートステイは一度予約の話が進んでも、最後まで予定どおりになるとは限らないということです。本人の体調が変わることもありますし、施設側の判断が変わることもあります。旅行と介護、どちらにも予定変更の可能性がある。この前提で考えておく必要がありました。
予約が確定するまで気持ちは落ち着かない
旅行の準備というと、行き先を調べたり、ホテルを決めたり、持ち物をそろえたりする時間を想像します。けれど介護中の私にとって、今回いちばん気になっていたのは観光プランではありません。「ショートステイは本当に決まるのか」でした。
旅行先のレストランを調べていても、頭の片隅には親のことがあります。施設から電話が来るかもしれない。日程を変えてほしいと言われるかもしれない。最悪の場合、旅行自体を見直すことになるかもしれない。そんな状態だと、旅行前のわくわく感だけでは過ごせません。
それでも、調整を一つずつ進めるしかありませんでした。ケアマネジャーに相談する。施設へ必要な情報を伝える。親の体調を見る。送迎方法を確認する。こうした一見地味な準備が、介護中の旅行ではとても大きな部分を占めます。
以前の記事では、介護で旅行に行けないと感じたときの工夫を、もっと広い視点から書きました。今回のように「旅行の日程はもう決まっている」という場合は、そこから一段具体的に、ショートステイの確保を中心に考える必要があります。
旅行のために預ける罪悪感もある
ショートステイを利用する理由が、自分の入院や冠婚葬祭なら「仕方がない」と思いやすいかもしれません。でも旅行となると、「遊びに行くために親を施設へ預けてもいいのかな」と気持ちが重くなる人は多いと思います。私にもその感覚はあります。
ただ、ショートステイは家族が一時的に介護できない場合だけでなく、介護者の身体的・精神的な負担を軽くする目的でも利用されるサービスです。厚生労働省の介護サービス情報公表システムでも、短期入所生活介護の利用場面として、家族である介護者の身体的・精神的負担の軽減が示されています。
私は、介護者が旅行することを「ぜいたく」か「必要」かの二択で考えなくていいと思っています。旅行が好きな人にとって、家を離れて景色を見たり、ホテルで休んだりする時間は、その人らしい生活の一部でもあります。
一方で、親の状態を無視して出かけるわけにはいきません。だからこそ、安心して任せられる準備をする。親に無理がないかを見る。施設やケアマネと相談する。その積み重ねがあって初めて、私も旅行へ気持ちを向けられます。
介護される親の負担も忘れない
旅行する側は「何とか預かってもらわないと」と必死になりがちです。でも、ショートステイへ行く親から見れば、いつもの家を離れ、知らない部屋で寝て、普段とは違う人に介助してもらうことになります。
特に初めての施設なら、食事の時間も、トイレの場所も、夜の過ごし方も違います。家族には慣れている介助でも、初対面の職員にはうまく伝えられないこともあるでしょう。
今回、11泊という案に私が迷ったのも、単に料金や日数の問題だけではありませんでした。「初めてに近い利用で、この長さは親にとってどうだろう」と考えたからです。
旅行へ行けるかどうかだけでなく、親がショートステイをどう過ごせるかも同じくらい大切。私はこの視点を忘れないようにしたいと思っています。
親の介護中に旅行するための準備

今回の経験で、「もっと早くやっておけばよかった」と思ったこともあれば、「早めに動いていて助かった」と感じたこともありました。介護の状況は家庭ごとに違うので、同じ方法がそのまま使えるわけではありません。
それでも、旅行の日程が決まっている場合に、私なら次に何をするかはかなり見えてきました。ここからは、実体験をもとにした準備の順番をまとめます。
ショートステイは早めに相談する
旅行へ行きたいと思った段階で、まずケアマネジャーへ話しておく。これはかなり大事だと感じました。旅行が半年後なら「まだ早いかな」と思うかもしれませんが、施設選びやお試し利用、本人との相性を見る時間まで考えると、早すぎるとは限りません。
ショートステイは、ホテル予約のように画面上の空室を見て、その場で確定するものとは違います。普段の介護状況や本人の状態を共有し、施設側が受け入れについて確認する時間も必要です。
また、希望日が連休や年末年始などと重なると、送迎や受け入れの体制が普段と違うこともあります。私のケースでは、連休中の送迎ができないことが、8泊の希望が11泊になる大きな理由でした。
旅行の予約をした直後ではなく、「この時期に行けたらいいな」と思った時点で介護側の相談も始める。これだけでも選べる余地が増えると感じています。
第二候補まで考えておく
今回は複数の施設を候補にしていたことで、一つが難しくなったときに、もう一つの可能性を残すことができました。結果がどうなるか分からない時期には、この「別の道がある」というだけでも気持ちは違います。
ただし、候補を増やせばいいわけではありません。親にとって、毎回まったく違う施設へ行くことが負担になる場合もあります。私は、普段から利用しているサービスとのつながり、職員との相性、施設までの距離、送迎、夜間の対応などを見ながら考えたいです。
一度利用して問題なく過ごせた施設があるなら、そこを第一候補として関係を続けておくのも一つの方法でしょう。反対に、お試し利用で気になることがあったなら、その出来事をなかったことにせず、次回は何を確認したいかを考える必要があります。
お試し利用を旅行直前にしない
ショートステイが初めてなら、いきなり長い利用ではなく、短いお試しから始められると安心です。私の親も2泊のお試しをしました。ただ、そのときに転倒して骨折したため、「お試しをしたから本番も安心」とはなりませんでした。
それでも、お試し利用そのものに意味がなかったとは思っていません。実際に泊まってみないと分からないことがあります。夜は眠れるのか、食事は食べられるのか、排せつはどうか、職員へ希望を伝えられるのか。施設側にとっても、本人の普段の様子を知る機会になります。
だからこそ、旅行の直前ではなく、時間に余裕があるときに試しておくほうがいいと感じます。もし何か問題が出ても、旅行までに別の方法を考える時間が残るからです。
◆bunchanのワンポイント
お試し利用は「合格か不合格か」を決める場というより、本人・家族・施設がお互いを知る時間だと思っています。気になったことは小さくてもメモして、次にお願いするときに伝えるようにしています。
旅行予約は変更条件まで見る
介護前なら、私は旅行代金の安さやポイントをかなり気にしていました。もちろん今も安いほうがうれしいです。でも、介護中は「変更できるか」「取り消した場合にいくらかかるか」のほうが重要になる場面があります。
親の体調が急に変わるかもしれない。ショートステイの受け入れが難しくなるかもしれない。施設側から日程変更を相談されることも考えられます。
そんなとき、返金不可の航空券や変更できない宿泊プランばかりだと、旅行を続けるか中止するかの判断に費用の問題まで重なります。
旅行の予約をするときは、多少金額が高くても、予約変更ができるプランをお勧めします。
旅行の準備そのものは、国内旅行の持ち物リストも参考にしてください。介護中は出発直前まで別の用事が入りやすいので、持ち物を毎回ゼロから考えないだけでも少しラクになります。
ケアマネには具体的に伝える
ケアマネジャーへ相談するとき、「旅行に行きたいのでショートステイをお願いします」だけでも話は始められます。ただ、日程が分かっているなら、できるだけ具体的に伝えたほうが相談しやすいと感じています。
私なら、旅行の出発日と帰宅日、家を出る時間、帰宅予定、希望するショートステイの日数、送迎が必要か、家族が対応できる時間帯などを伝えます。8泊希望なのか、前後1泊なら延ばせるのかでも選択肢は変わります。
また、旅行を計画していること自体を遠慮して隠す必要はないと思います。ケアマネジャーは、親の介護だけを見るのではなく、在宅生活全体を支えるために関わってくれる存在です。介護者が家を空けるなら、その期間をどうつなぐかも大事な相談。
私も「遊びの旅行なのに頼んでいいのかな」と少し気が引けることがあります。でも、曖昧に伝えて後から日程が合わないほうが困ります。必要なことは早めに話す。今はそう考えています。
施設との関係づくりも大切
今回、私はケアマネジャーとの関係だけでなく、施設との関係づくりも大切だと感じました。施設側も、初めて会う利用者を何日も預かるより、普段の様子や家族の考え方が分かっているほうが対応しやすいはずです。
もちろん、利用したことがあるから特別扱いしてもらうという話ではありません。必要な情報をきちんと伝える、持ち物の決まりを守る、時間を守る、体調の変化を隠さない、施設から連絡があれば丁寧に対応する。そうした当たり前のやり取りの積み重ねです。
一度トラブルがあったときほど、私は感情だけでやり取りしないことも大切だと思っています。お試し宿泊中の転倒で骨折したときは心配でしたが、次に利用するなら、どこまで見守りができるのか、家族から何を伝えればよいのかを確認したい。責めるか我慢するかではなく、次の利用に必要な情報を共有することが大切です。
ショートステイは、旅行のたびに一度だけ使う「臨時の預け先」ではなく、在宅介護を続ける中で関わっていくサービスの一つ。私は今回、そんな見方に変わりました。
緊急時の連絡方法を決める
ショートステイが決まっても、不安がゼロになるわけではありません。旅行中に発熱したらどうするのか、転倒したらどうするのか、受診が必要になったら誰が判断するのか。特に遠方へ旅行するなら、「すぐ帰ります」と言っても数時間では戻れない場合があります。
そのため、出発前に施設からどのような場合に連絡が入るのか、家族と連絡がつかない場合はどうするのかを確認しておくと気持ちが違います。自分の携帯電話だけでなく、同行する家族の連絡先も必要なら共有します。
親の保険関係の情報、服薬内容、かかりつけ医、普段の体調、緊急連絡先なども、施設側の指示に沿って準備します。これは旅行のためだけではなく、普段の介護でも役立つ情報です。
「何かあったらどうしよう」を完全になくすことはできません。でも、「何かあったら、誰から誰へ連絡し、どう動くか」を決めておくことはできます。私にとっては、この違いがかなり大きいです。
旅行前に確認したい項目
私なら、ショートステイと旅行の両方が見えてきた段階で、次の項目を一度確認します。すべてを完璧にするためではなく、「どこがまだ決まっていないか」を見つけるための確認です。
| 確認すること | 見ておきたい内容 |
|---|---|
| 利用日 | 旅行の出発・帰宅時間とショートステイの日程が合っているか |
| 送迎 | 送迎日、時間、連休中の対応、家族送迎が必要な場合 |
| 体調 | 直近の体調変化、転倒、発熱、食欲、睡眠など |
| 服薬 | 薬の日数、渡し方、服用時間、説明書類 |
| 緊急連絡 | 家族への連絡条件、旅行中の連絡先、受診時の流れ |
| 旅行予約 | 航空券や列車、宿の変更・取消条件 |
| 帰宅後 | 親と自分が休める時間を確保できるか |
費用については、ショートステイの介護サービス利用者負担だけでなく、食費、居住費、日常生活費などがかかる場合があります。金額は要介護度、負担割合、施設、部屋の種類などで異なるため、旅行代とは別に考えておく必要があります。自治体の案内でも、介護保険の利用者負担に加えて食費や居住費などが必要とされています。
(参考:横浜市「ショートステイを利用している方・利用したい方」)
旅行中は介護から少し離れていい

ここまで準備しても、いざ旅行へ出ると親のことが気になると思います。私もそうです。施設から電話が来ていないかスマートフォンを何度も見てしまうかもしれません。
でも、預けるまでにできる準備をして、必要な情報を伝え、施設にお願いできたなら、旅行中のすべての時間を心配だけで埋めなくてもいいのではないでしょうか。
旅行へ行ったのに、朝から晩まで「親は大丈夫かな」と考え続けていたら、自分の休息にはなりません。もちろん完全に忘れることはできませんが、景色を見るときは景色を見る。食事のときは味わう。ホテルでは少しゆっくりする。私はそういう時間も大切にしたいです。
◆bunchanのワンポイント
旅行中に親を思い出すのは、それだけ普段から気にかけているからだと思います。でも、連絡が来ていない時間まで心配で埋める必要はありません。任せた時間は、自分のために使ってもいい。私はそう考えるようにしています。
親の介護中の旅行に関するFAQ
Q1. 親の介護中に旅行へ行ってもいいですか?
A. 私は、介護をしているから旅行をしてはいけないとは考えていません。ただ、親を一人にできない状態なら、旅行中の介護をどうつなぐかが先です。ショートステイや家族の協力など、親の状態に合った方法をケアマネジャーと相談し、無理のない形を作ってから出かけることが大切だと思います。
Q2. 旅行目的でもショートステイを利用できますか?
A. ショートステイは、家族が一時的に介護できないときだけでなく、介護者の身体的・精神的な負担を軽くする目的でも利用されるサービスです。実際の利用可否や日数は、本人の状態、ケアプラン、施設の空きなどによって変わります。旅行を考え始めた段階でケアマネジャーへ話しておくと進めやすいです。
Q3. ショートステイが希望日に取れないときは?
A. 私のケースでは、複数の施設を候補にしていました。希望日だけでなく、前後何日なら動かせるか、家族送迎が可能か、別施設を利用できるかを一緒に考えると選択肢が増える場合があります。反対に旅行日程が動かせないなら、そのことも早めに伝えておく必要があります。
Q4. 初めてのショートステイで長期利用は大丈夫?
A. 本人の状態や施設への慣れ方によって違います。私は8泊を希望したところ、送迎の都合で11泊になる案が出ましたが、ケアマネジャーから初めての利用には少し長いかもしれないという話があり、私も迷いました。可能なら短いお試し利用を経験し、食事や睡眠、排せつ、夜間の様子などを見てから考えるほうが安心です。
Q5. 旅行予約とショートステイはどちらを先に取る?
A. できるなら、ショートステイの見通しをつけてから旅行予約へ進むほうが気持ちはラクです。ただ、私のように空席待ちの航空券が取れて、旅行日程が先に決まることもあります。その場合はすぐケアマネジャーへ相談し、旅行側では変更・取消条件をできるだけ確認しておくのが現実的だと思います。
介護中に旅行を計画する際の全体的な悩みについては、介護で旅行に行けない時は?自宅介護中の私の現実と工夫 こちらの記事でまとめています。
親の介護中でも旅行を諦めない
親の介護中の旅行は、以前の旅行とは違います。自分たちの予定だけで日程を決められず、ショートステイの空き、送迎、親の体調、施設の受け入れ、ケアマネジャーとの相談が加わります。
私は今回、希望8泊が送迎の都合で11泊になりそうになったり、別の施設ではお試し宿泊中の転倒・骨折をきっかけに本利用の返事を待つことになったりして、「本当に旅行へ行けるのかな」と何度も思いました。
それでも、最終的に大切だと感じたのは、旅行を諦めることではなく、親の介護と旅行の両方が成り立つ形を探し続けることでした。早めに相談する。候補を一つに絞りすぎない。施設と普段から丁寧にやり取りする。旅行の予約には変更できる余白を持つ。緊急時の連絡方法も決めておく。
介護中は、予定どおりにいかないことがあります。せっかく考えた旅行を変更する日もあるかもしれません。それでも「介護が始まったから、もう旅行には行けない」と最初から自分の楽しみを閉じなくてもいいと私は思っています。
介護する私にも、私の人生があります。親の安全と安心を大切にしながら、自分が好きだったことも大切にする。そのために介護サービスや周囲の力を借りる。私はこれからも、そんな形で旅を続けていきたいです。

