こんにちは、旅行好きのbunchanです。
国内旅行では、ご当地グルメやホテルの食事も楽しみのひとつ。私も基本的には、旅行先でおいしいものを食べたいと思っています。
ところが実際に旅をしていると、予定していた店が臨時休業だったり、到着が遅くなって周囲の飲食店が閉まっていたりすることがあります。駅前や繁華街なら別の店を探せますが、郊外のホテルや観光地では「食べるところがない」ということも。
さらに飛行機や電車の遅延・運休が重なると、予定していた食事そのものができなくなります。空港や駅で長時間待つことになったとき、売店が混雑していたり、欲しい食べ物が売り切れていたりすると困りますよね。
そんな経験から、私は国内旅行でもバッグに少量の食べ物を入れておくと安心だと感じるようになりました。大げさな防災袋を持ち歩くのではなく、おにぎり、ようかん、シリアルバーなど、普段でも食べられるものを少し持っていくイメージです。
旅行用の食べ物は「非常時にしか食べないもの」ではなく、予定どおり食事ができなかったときのお守りと考えると選びやすくなりますよ。
- 国内旅行に持っていくと便利な食べ物
- 遅延や運休に備えやすい非常食の選び方
- シニアでも持ち歩きやすい軽食の種類
- 旅行後に食品を無駄にしない使い方
国内旅行に持っていく食べ物の選び方
旅行に持っていく食べ物は、何日分もの食事を用意する必要はありません。国内ならコンビニやスーパーを利用できることが多いため、「1回食事が取れなくても困らない程度」を目安にすると、荷物を増やしすぎずに済みます。
特にシニア旅行では、荷物が重くなりすぎるのも避けたいところ。軽さ、食べやすさ、常温で持ち運べることを中心に選んでみましょう。
食べ物があると助かる場面
国内旅行で食べ物を持っていく一番の目的は、食費を節約することではないと私は思っています。旅先の料理は旅行の楽しみですから、せっかくなら現地のお店で味わいたいですよね。
それでも、旅では予定どおりにいかないことがあります。
私自身、予定していた飲食店へ行ってみたところ臨時休業で、周囲にほかの店がほとんどなかった経験があります。宿泊が食事なしのプランだった場合、近くにコンビニさえないと一気に困ってしまいます。
また、鉄道が大幅に遅れれば駅で待つ時間が長くなり、飛行機が遅延・欠航すれば空港から動けなくなることもあります。交通機関のトラブル時には食べ物が配られる場合もありますが、必ずすぐ受け取れるとは限りません。
<旅行中に食べ物が役立ちやすい場面>
飲食店の臨時休業、ホテルへの到着遅れ、電車の長時間運転見合わせ、飛行機の遅延や欠航、早朝出発、夜遅い到着などです。
こうしたとき、バッグの中に小さなようかんや栄養補助バーが1つあるだけでも違います。しっかりした食事の代わりにはなりませんが、「何も食べるものがない」という状態を避けられます。
特に地方の観光地、温泉地、無人駅の多い路線、営業時間の短い地域へ出かける場合は、都会を旅行するときより少し意識しておくと安心かなと思います。
◆bunchanのワンポイントアドバイス
私は「旅行中に全部食べる」つもりではなく、使わなかったらそのまま家へ持ち帰れる食品を選びます。これなら荷物にはなっても、食べ物を無駄にしにくいですよ。
軽く常温で食べられる物を選ぶ
旅行に持って行く食べ物を選ぶとき、私が重視したいのは軽い・常温保存できる・すぐ食べられるの3点です。
たとえば冷蔵が必要なサンドイッチや生菓子は、おいしくても長時間バッグへ入れておく用途には向きません。一方、個包装されたようかん、シリアルバー、せんべい、長期保存用のおにぎりなどは携帯しやすくなります。
そして意外に大事なのが、「開けやすさ」です。旅行中はベンチや待合室、列車の座席などで食べることもあります。食器が必要だったり、袋が開けにくかったりするものより、手で簡単に開封できる食品のほうが便利です。
シニア世代なら、硬すぎないことも確認しておきたいですね。自分が普段食べ慣れているものから選んで構いません。
| 確認すること | 旅行向きの目安 |
|---|---|
| 保存方法 | 未開封で常温保存できる |
| 重さ | バッグに入れて負担になりにくい |
| 食べ方 | そのまま食べられる |
| 包装 | 個包装で開けやすい |
| 賞味期限 | 旅行後も自宅で使いやすい |
ただし、「常温保存できる」と「どんな場所に置いてもよい」は同じではありません。夏の車内や直射日光が当たる場所など高温になりやすい環境は避け、商品の保存方法を確認して持ち歩きましょう。
旅行には一食分を目安にする
国内旅行なら、非常食を何食分も持っていく必要はないと思います。私なら一人につき軽い食事1回分程度を基本に考えます。
たとえば、携帯おにぎり1個とようかん、シリアルバーなど。これだけならスーツケースを圧迫しにくく、移動中のバッグへ分けて入れることもできます。
ここで大切なのは、全部をスーツケースへ入れてしまわないことです。飛行機の預け荷物やホテルへ送った荷物の中に非常食があっても、移動中のトラブルでは使えません。
すぐ食べられるものを1~2個は手荷物へ入れておくほうが役立ちます。私は「非常食」というより、長時間移動用のおやつを少し多めに持つ感覚で考えています。
また、水分も忘れたくありません。飲み物は現地調達しやすいので大量に持つ必要はありませんが、電車やバスで長距離を移動するときは、小さなペットボトルなどを1本持っておくと安心です。
農林水産省も家庭備蓄について、日常の食品を使いながら補充する「ローリングストック」に加え、外出時に飲料水や菓子類などを持つ考え方を紹介しています。旅行用の食品も、この考え方を小さく取り入れると無理がありません。(出典:農林水産省「簡単!ローリングストック」)
2人旅なら、同じ食品をすべて2個ずつ用意するより、甘いもの・塩味のもの・主食になるものを少しずつ組み合わせると、状況に合わせて食べやすくなります。
国内旅行に持っていく食べ物7選
ここからは、国内旅行へ実際に持っていきやすい食べ物を紹介します。特別な災害食だけではなく、普段スーパーやドラッグストアで買える食品も含めました。
旅行中に使わなければ、自宅のおやつや朝食、防災備蓄へ戻せるものを中心に選ぶのがポイントです。
シリアルやシリアルバー
シリアルやシリアルバーは、国内旅行に持っていく軽食としてかなり使いやすい食品です。個包装の商品ならバッグへ入れやすく、開封してすぐ食べられます。
特にシリアルバーは、早朝に家を出る日や、乗り換え時間が短くて食事ができないときにも便利。甘いタイプだけではなく、ナッツや穀物を使ったものなど種類も多いため、自分が食べやすい商品を選べます。
ただし、シリアルバーだけで一日の食事を済ませるものではありません。あくまで「次に食事ができるまでのつなぎ」と考えるのがちょうどよいでしょう。
ホテルに牛乳や豆乳があれば、普通のシリアルを朝食として利用する方法もあります。旅行だけではなく自宅の備蓄にも回しやすいので、食べ慣れている方なら取り入れやすい食品です。
シリアルを非常食として使う方法については、別記事の非常食にシリアルは使える?保存しやすく栄養もとれるで詳しく紹介しています。
栄養補助バー
栄養補助バーも、旅行バッグへ入れやすい定番です。箱や袋が小さく、調理せず食べられるため、駅や空港で待つことになったときにも使いやすいですね。
シリアルバーと似ていますが、商品によってはたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどを含むものもあります。食事の代わりに毎回食べるのではなく、食事時間が大幅にずれたときの補助として考えるとよいでしょう。
私は旅行用なら、普段一度も食べたことがない商品より、味や硬さを知っているものを選ぶほうが安心だと思います。非常時だからこそ、食べ慣れた味のほうが口にしやすいものです。
また、飲み物がないと食べづらいタイプもあります。口の中の水分を取られやすい食品の場合は、飲料水と一緒に持っておきましょう。
栄養補助食品は通常の食事をすべて置き換えるものではありません。旅行中に食事が遅れたときの補助として使い、その後は無理のないタイミングで普段の食事を取るようにします。
ようかん
私が旅行用の非常食として使いやすいと思うのが、ようかんです。
小さいのに満足感があり、個包装なら手を汚しにくく、基本的にそのまま食べられます。せんべいやクッキーのように細かく割れにくいところも、バッグへ入れる食品として便利です。
特に井村屋の「えいようかん」のように、防災備蓄を想定して作られた長期保存タイプもあります。普通のミニようかんでも賞味期限や保存方法を確認すれば、旅行のおやつとして使いやすいでしょう。
甘いものが好きな方なら、コーヒーやお茶と一緒に食べられるので、旅行中に使わなかったとしても無駄になりにくいのがよいところ。
長期保存できるようかんや旅行向けの甘い非常食をチェックして、普段から食べられそうなものを選んでおくのもよいですね。
一方、甘い食品ばかりを何種類も持つ必要はありません。ようかんを入れるなら、もう一つはおにぎりやせんべいなど塩味の食品にすると、食べる場面を選びやすくなります。
小袋のお菓子
「非常食」という名前が付いていなくても、小袋のお菓子は旅行中に役立ちます。
たとえば、せんべい、ビスケット、クラッカー、飴など。普段食べている商品なら、旅行のためだけに特別なものを買わなくてもよいのが利点です。
私なら一袋丸ごとではなく、個包装されたものを数個持っていきます。これなら一度開けても残りが湿気にくく、同行者と分けることもできます。
旅行に持っていくお菓子は、車内やホテルで楽しむ「おやつ」と、交通トラブル時の「携帯食」の両方を兼ねられます。そう考えると、普段より1~2個多くバッグへ入れておくだけでも十分です。
ただ、チョコレートのように暑さで溶けやすい商品は季節を選びます。夏なら飴やようかん、せんべいなど、温度の影響を受けにくいものを選ぶほうが扱いやすいでしょう。
◆bunchanのワンポイントアドバイス
旅行中のお菓子は「好きなもの」を選ぶのも大切です。非常用だからと食べ慣れない食品ばかりにすると、結局使わず賞味期限を迎えがち。普段のおやつを少しだけ備えに回すくらいが続けやすいですよ。
フリーズドライの汁物
ホテルでお湯を使えるなら、フリーズドライのみそ汁やスープも便利です。袋が軽く、スーツケースの隙間へ入れやすいため、荷物を大きく増やしません。
旅行中は外食が続くので、ホテルへ戻ったあとに温かいみそ汁が欲しくなることがあります。特に寒い季節の旅行では、温かい飲み物や汁物があるとうれしいですね。
ただし、これは移動中にすぐ食べる非常食というより、ホテルでの予備食です。お湯と容器が必要なので、ようかんや栄養補助バーとは役割が違います。
宿泊先によっては部屋に電気ケトルやカップがない場合もあります。そのため、持っていく前に宿泊施設の設備を確認しておくと無駄になりません。
また、カップ付きの商品は便利ですが、その分かさばります。私は荷物を減らしたい旅行なら、小袋のフリーズドライタイプを選ぶほうがよいかなと思います。
夕食を食べ損ねたときにこれだけでは足りませんが、おにぎりやパンなどと組み合わせれば、簡単な軽食になります。
パックご飯と携帯おにぎり
しっかりお腹にたまるものを一つ持っておきたいなら、ご飯系が候補になります。
ホテルに電子レンジがあることが分かっている場合は、パックご飯も選択肢です。ただし一般的なパックご飯は重さがあり、温めたほうがおいしく食べられるので、持ち歩く非常食というよりホテル用の予備食として考えたほうが使いやすいでしょう。
一方、移動中の備えなら、アルファ米を利用した携帯おにぎりがあります。尾西食品の「携帯おにぎり」などは、お湯だけでなく水でも戻せるタイプがあり、袋がそのまま容器になるため食器を用意する必要がありません。

ただし、水で戻す場合は完成まで時間がかかります。お腹が空いてから作り始めるのではなく、交通機関の遅延が長引きそうだと分かった時点で準備する使い方が向いています。
農林水産省の食品ストックガイドでも、アルファ米は水やお湯を加えて食べられ、袋を食器として利用できる食品として紹介されています。(出典:農林水産省「いろいろな非常食で、楽しく備蓄」)
尾西食品などの携帯おにぎりやアルファ米をまとめてチェックしておくと、旅行と自宅防災の両方で使える商品を探しやすいでしょう。
旅行先で食べなかった場合も、そのまま家庭の防災備蓄へ戻せます。これが旅行と非常食を組み合わせる大きなメリットです。
小さな飲料水
食べ物だけ持っていても、飲み物がなければ困る場合があります。そのため、私は長距離移動の日なら小さめのペットボトルを1本持っておくと安心だと思います。
国内旅行では駅、空港、コンビニ、自動販売機などで飲み物を買えることが多いので、自宅から大量の水を運ぶ必要はありません。
それでも、ローカル線に長時間乗る日や高速バスを利用する日、駅周辺に店が少ない地域へ向かう場合は、乗車前に買っておいたほうが安心です。
水があると、栄養補助バーやせんべいも食べやすくなります。また、水で戻せる携帯おにぎりなどを持っている場合にも利用できます。
ここで気を付けたいのが重さです。500mlの飲料を何本もバッグへ入れれば、それだけで荷物が重くなります。国内旅行なら「次に補給できる場所まで困らない量」で十分でしょう。
飛行機を利用する場合も、国内線では利用する航空会社や保安検査に関する案内を確認しつつ、必要なら保安検査後に飲み物を購入する方法があります。
非常食セットを使う方法
一つずつ選ぶのが面倒なら、市販の非常食セットから旅行向きの商品だけを取り出して使う方法もあります。
非常食セットには、アルファ米、保存パン、ようかん、栄養補助食品などが組み合わされているものがあります。その中から軽いものを旅行バッグへ移し、帰宅したらまた自宅の備蓄へ戻します。
この使い方なら「旅行用」と「防災用」を別々に買わなくても構いません。旅行のたびに賞味期限を確認するきっかけにもなるので、家にしまったまま忘れてしまうことも減らせます。
旅行にも使いやすい非常食セットや長期保存食品をまとめて見るという導線をここに置けば、記事を読んで「少し備えておこうかな」と感じた方にも自然につながります。
ただし、大人数向けの防災セットをそのまま旅行へ持っていく必要はありません。旅行バッグに入れるのは、食べ物2~3種類と飲み物程度で十分です。
私なら2人旅行でこんな組み合わせにします。
携帯おにぎりまたは栄養補助バー、ようかん、小袋のお菓子、飲料水。ホテルで食事なしなら、必要に応じてフリーズドライのみそ汁を追加します。
国内旅行の食べ物に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 国内旅行に食べ物は持っていったほうがいいですか?
A. 必ず必要というわけではありませんが、食事なしのホテル、地方の観光地、早朝や夜遅い移動がある旅行では少量持っていると便利です。私は1回食事が遅れても困らない程度の軽食をバッグへ入れておく方法がおすすめです。
Q2. 旅行の非常食でおすすめなのは何ですか?
A. そのまま食べたいなら、ようかん、シリアルバー、栄養補助バー、小袋のお菓子が便利です。少ししっかり食べたい場合は、水やお湯で戻せる携帯おにぎりも候補になります。食べ慣れていて、常温で持ち歩けるものを選ぶと使いやすいですよ。
Q3. コンビニのおにぎりを非常食にしてもいいですか?
A. 購入して早めに食べる予定なら旅行中の軽食として便利ですが、何日もバッグへ入れておく非常食には向きません。表示されている保存方法や消費期限を確認し、長時間の備えには常温保存を前提に作られた携帯おにぎりなどを使い分けるほうが分かりやすいでしょう。
Q4. 国内旅行なら現地で買えば十分ではありませんか?
A. 多くの場合は現地で買えます。だからこそ大量に持っていく必要はありません。ただ、電車の運転見合わせや飛行機の欠航などでは、売店が混んだり営業時間を過ぎたりする可能性があります。バッグに1~2個あるだけでも、買える場所までのつなぎになります。
Q5. 旅行で使わなかった非常食はどうすればいいですか?
A. 未開封で保存状態に問題がなければ、自宅の防災備蓄へ戻したり、普段のおやつや朝食として食べたりできます。食べた分だけ買い足す形にすると、旅行用の食品と家庭の備蓄を兼用しやすくなります。
国内旅行に持っていく食べ物のまとめ
国内旅行なら、食べ物は現地で買えることがほとんどです。それでも私は、「何かあったときの一食分」を少しだけ持っていくことをおすすめします。
飲食店の臨時休業、ホテルへの到着遅れ、電車の運転見合わせ、飛行機の欠航。普段なら簡単に食事ができる場所でも、予定が崩れた瞬間に食べ物が手に入りにくくなることがあります。
そんなときに役立つのが、シリアルバー、栄養補助バー、ようかん、小袋のお菓子、フリーズドライ食品、携帯おにぎり、飲料水です。
全部を持っていく必要はありません。あなたが好きなものを2~3種類選び、すぐ取り出せる場所へ入れておけば十分でしょう。
そして、使わなかった食べ物は自宅の防災備蓄へ戻します。次の旅行では古いものから持っていき、食べたら新しいものを補充する。この方法なら、旅行と防災を別々に考えなくても続けられます。
旅行に持っていく食べ物は、旅を邪魔する余分な荷物ではなく、予定外の出来事から空腹を守ってくれる小さなお守り。
国内旅行だから大丈夫と思いすぎず、バッグの片隅に少しだけ食べ物を入れて出かけてみてはいかがでしょうか。

