「どのキャリーなら飛行機で使えるの?」に答える決定版。主要航空会社の取り扱い傾向を押さえつつ、サイズの目安に合いやすい“買って失敗しにくい”キャリーを厳選しました。まずは本編(機内持ち込みの基本と準備)を読んでからの比較にどうぞ。
詳しいルール解説はこちら → 初めての飛行機でも安心!ペット機内持ち込みの基本と準備ポイント
航空会社ごとの取り扱いの違い(要点)
航空会社 | 機内同伴 | 受託預かり | メモ |
---|---|---|---|
スターフライヤー | ◎FLY WITH PET! | 〇 | 小型犬・猫を座席に固定したケージで同伴可(対象・便・条件あり)。 |
JAL | ×(補助犬等を除く) | 〇 | 季節・犬種・機材により制限。短頭犬種の夏季取り扱いに注意。 |
ANA | ×(補助犬等を除く) | 〇 | 毎年5/1〜10/31の短頭犬種は原則取り扱い停止など季節の制限あり。 |
スカイマーク | × | 〇 | 客室同伴不可。受託は枠・条件あり。 |
Peach(LCC) | × | × | 補助犬を除きin-cabin・受託とも不可。 |
※各社とも運航日・機材・季節・気温・犬種等で例外や停止があります。購入・搭乗前に必ず公式ページと予約窓口で最新情報をご確認ください。
おすすめキャリーバッグ(厳選)
PETiCO “iCO” ペットキャリー
▶ANA/JALの受託向けに選びやすい 静音・通気・堅牢性
- 特徴:ハイブリッド構造(ソフト+ハード)。静音生地、しっかりしたフレーム、移動時の揺れに強い。
- サイズ目安:W約35 × D約55 × H約35cm(シリーズ実測目安)。
- 向き:国内大手(JAL/ANA)での受託預かり用として選びやすい万能タイプ。

📢ハイエンド仕様で機能も充実。デザイン・快適性重視ならこちら。ただし価格や重さ・実用性とのバランスを検討してください。
受託ではハード性・通気・施錠が重要。季節条件(特に夏の短頭犬種)や重量上限は必ず事前確認を。
エアバギー 3WAY BACKPACK CARRIER
▶スターフライヤーの「FLY WITH PET!」で使い勝手◎ 軽量・固定しやすい
- 特徴:リュック/ショルダー/キャリーの3WAY。メッシュで通気、座席固定もしやすい設計。
- サイズ目安:W約32 × D約50 × H約35cm(モデルにより差分あり)。
- 向き:客室同伴が可能なスターフライヤー利用者におすすめ。
📢高級仕様の3WAY(リュック・キャリー・ショルダー)対応バックパックタイプ。機内持ち込み用にも比較的使いやすく、デザイン・機能性ともに優秀です。少し価格は高めですが、ペットとの移動頻度が高い方にはおすすめ。
アイリスオーヤマ エアトラベルキャリー ATC-530
▶IATA基準系 価格と安心のバランス
- 特徴:堅牢なプラハード、金属ドア、通気性・清掃性に優れる。
- サイズ目安:W約36 × D約53 × H約33cm。
- 向き:JAL/ANA/スカイマーク等の受託預かりに合わせやすい。
📢国内ブランドのハードクレート。サイズ中型~で、ペット預け入れ(貨物室)用途にも適しています。価格も比較的手頃。
KD 折りたたみ航空ケース
▶軽量 収納性
- 特徴:折りたためて保管しやすい。短距離や予備用に。
- サイズ目安:W約33 × D約48 × H約30cm。
- 向き:スカイマーク/FDAなど受託前提のサブ用途。
📢折りたたみ式で持ち運び・収納に便利。頻繁に使わない方・旅行用に1つ用意しておきたい方に適。通気性・構造を確認して選びましょう。
サイズ選定のコツ(失敗しにくい3原則)
- 可動性:「立つ・横になる・向きを変える」が無理なくできる内寸。
- 固定性:機内同伴は座席ベルト固定が前提(スターフライヤー)。受託はロック・耐圧・通気を重視。
- 季節配慮:夏季は特に温度・湿度対策を。短頭犬種は夏季取り扱い停止など各社の季節制限に注意。
購入前の最終チェック
- 利用航空会社・搭乗便が機内同伴 or 受託のどちらに該当するか。
- ペット+キャリーの総重量と外寸が各社の上限内か。
- 犬種・季節・路線による例外/停止の有無。
- 当日の動物病院の連絡先や、首輪タグ/マイクロチップ番号のメモ。
参考リンク(最新ルールの確認用)
- スターフライヤー「FLY WITH PET!」:公式案内
- JAL 国内線:ペット取り扱い / 夏季注意事項:公式注意喚起
- ANA 国内線:ペット(国内) / 季節・短頭犬種:最新情報
- スカイマーク:ペットのお預かり
- Peach(LCC):ペット不可の案内
免責:本ページは目安の情報をまとめたもので、適合や搭乗可否を保証するものではありません。最新の公式条件・料金・対象便を各社サイトおよび予約窓口で必ずご確認ください。
非常時の避難についての大切なお知らせ

飛行機で緊急事態が発生したときは、客室乗務員の指示に従い、何も持たずに速やかに避難することが求められます。
このため、ペットを連れての避難はできない決まりになっています。
もしものときに備えて、キャリーには飼い主の連絡先やマイクロチップ番号を添えておくなど、日ごろからできる準備をしておきましょう。
最新情報
- スターフライヤーは、機内同伴サービス「FLY WITH PET!」を全路線へ拡大(条件・座席固定・同意事項の詳細あり)。
- ANAは国内線で短頭犬種の夏季取り扱い停止など季節制限を明示。
- JALは受託で季節・犬種・機材等への注意喚起を明示。
- Peachは補助犬を除きペットの客室同伴・受託ともに不可。
- スカイマークは客室同伴不可、受託のみ。
飛行機で安心!航空会社別おすすめペットキャリーバッグ特集 総括
ペットとの飛行機旅は、しっかり準備すれば安心して楽しめます。
まずは利用する航空会社の最新ルールを確認し、キャリーのサイズ・素材・固定方法をチェックしましょう。
- 小型犬・猫はキャリーに完全に入るサイズであれば、条件付きで機内同伴も可能。
- JAL・ANA・スカイマークは安全重視の預け入れ方式、スターフライヤーは客室同伴サービス「FLY WITH PET!」に対応。
- キャリー選びは通気性・ロック機能・安定感が重要。ペットが立てる・回れる余裕を確保。
- 夏場や短頭犬種は預かり制限があるため、早めに予約・確認を。
おすすめは、PETiCO “iCO” キャリー(ANA・JAL対応)とエアバギー 3WAY BACKPACK(スターフライヤー機内同伴対応)。
どちらも静音性・安全性に優れ、初めての空の旅でも安心して使えます。

旅の前には、ペットがキャリーに慣れる練習をしておくと安心です。
飼い主もペットも快適に過ごせるよう、余裕を持ったスケジュールで行動しましょう。
👉 機内持ち込みの詳しい条件や準備の流れはこちら:
初めての飛行機でも安心!ペット機内持ち込みの基本と準備ポイント
ペットとの空の旅は、家族の新しい思い出づくり。
安全で快適なキャリーバッグを選び、愛犬・愛猫と素敵な時間をお過ごしください。
最後までお読みいただきありがとうございました。