三世代旅行でコネクティングルーム付きホテルや温泉宿を探していると、
「部屋の感じって?」
「コネクティングルームで注意する事って?」
「小さな子どもやシニアが一緒でも本当に快適なの?」
と、気になることがたくさん出てきますよね。
私も家族でコネクティングルームをあちこち試してきましたが、選び方ひとつで快適さが大きく変わるなあと感じています。
特に、三世代旅行でコネクティングルームのホテルを選ぶときは、ベッドの配置やバリアフリー、騒音、料金プランなど、細かいところまでチェックしたいところです。
この記事では、三世代旅行でコネクティングルームを利用するときの選び方・注意点・事前確認・ベッド配置・防音対策まで、失敗を防ぐポイントを実務目線でまとめています。
これから三世代旅行を計画しているあなたが、「この条件なら安心して予約できそうだな」と思えるように、実体験ベースでお伝えしていきますね。
- 三世代旅行とコネクティングルームの相性をしっかり理解できる
- ベッド数やバリアフリーなど部屋選びのチェックポイントが分かる
- コネクティングルーム特有のデメリットや注意点を事前に把握できる
- 関東周辺で三世代旅行に使いやすい滞在スタイルのイメージが持てる
三世代旅行でコネクティングルームを選ぶ理由とメリット

まずは「そもそも三世代旅行でコネクティングルームを選ぶ意味って何?」というところから整理していきます。
どんな家族構成と相性がいいのか、具体的なメリットや、ベッド配置・防音といった実務的なポイントまで、順番に見ていきましょう。
三世代旅行でコネクティングルームが向く家族構成は?
三世代旅行のコネクティングルームが特にフィットしやすいのは、だいたい4〜6人前後の家族構成です。
例えば、子ども2人+パパママ+祖父母2人の合計6人くらいのパターンですね。
この人数だと、1部屋にぎゅうぎゅう詰めで泊まると窮屈ですし、完全に部屋を分けてしまうと今度は「孫とおじいちゃんおばあちゃんが触れ合う時間が減ってしまう」というジレンマが出てきます。
そこで、内ドアでつながった2部屋を行き来できるコネクティングルームがちょうどよくなってくるのです。
または、祖父母1人+パパママ+子ども1人のような合計3〜4人程度であれば、ツイン+エキストラベッドなどでも足りる場合があります。
このあたりは、「夜どこまで一緒に過ごしたいか」「祖父母の睡眠環境にどこまで配慮したいか」で考えると決めやすいですよ。
コネクティングルームが向きやすい家族構成の目安
三世代旅行とコネクティングルームの相性チェックリスト
こんな条件に当てはまるほど、コネクティングルームとの相性は良くなります。
| チェック項目 | 当てはまるか? |
|---|---|
| 3世代合計で4〜6人以上の旅行になる | □ はい / □ いいえ |
| 子どもがまだ小さく、夜泣きや早起きの心配がある | □ はい / □ いいえ |
| 祖父母は早寝早起きで、静かに休める部屋が欲しい | □ はい / □ いいえ |
| みんなで過ごす時間と、それぞれの休む時間を両立したい | □ はい / □ いいえ |
| 大部屋雑魚寝よりも、ベッドでしっかり眠りたい | □ はい / □ いいえ |
3つ以上「はい」があれば、三世代旅行でコネクティングルームを検討する価値は十分あると思います。
コネクティングルームのメリット(実体験ベース)
私が実際に使ってみて、「これはコネクティングルームならではだな」と感じたメリットは大きく3つあります。
ひとつめは、生活リズムの違いをお互いに尊重しやすいこと。
子どもは夜遅くまでテンションが高かったり、朝早くから起きてしまったりしますよね。
祖父母世代は早めに寝て、朝ゆっくり支度したいことも多いです。
そんなとき、親子は片方の部屋、祖父母はもう一方の部屋で休めるので、気兼ねがぐっと減ります。
ふたつめは、プライバシーと一体感のバランスが取りやすいこと。
内ドアを開けておけば、みんなでおやつを食べたり、トランプをしたり、写真を見ながら盛り上がったりできます。
眠くなった人は自分のベッドにスッと戻ればOK。大部屋雑魚寝スタイルだと、これが案外難しいんですよね。
そして三つめが、使い方によってはコストパフォーマンスが良いことです
スイートルームを1部屋借りるより、コネクティングルーム2部屋のセットプランの方が安くて広いケースもあります。
特に「三世代旅行コネクティングルームプラン」などの名称で販売されている宿は、食事や特典込みでお得になっていることが多いですよ。
失敗しないためのベッド配置と人数の考え方
三世代旅行でコネクティングルームを選ぶとき、私が必ずチェックしているのがベッドの数と配置です。
ここをあいまいなまま予約すると、「ベッドが足りない」「添い寝前提でかなり狭い」など、現地でちょっと困ってしまうことがあります。
例えば、祖父母にはツインまたはダブルベッド2台の部屋を用意し、パパママと子どもたちは、シングルベッド2〜3台+添い寝という形にするケースが多いです。
エキストラベッドやソファベッドを使う場合は、寝心地や高さも気になるところですね。
ベッド配置と人数の確認チェックリスト
予約前に、次のポイントを一度紙に書き出しておくと、部屋タイプ選びがぐっと楽になります。
| 確認したいこと | メモ |
|---|---|
| 祖父母は何人で、どんなベッドが理想か(和室・洋室・ベッドの高さなど) | 例:ツイン+低めのベッド希望 など |
| 親子の部屋は「ベッド+添い寝」か、「全員ベッド」がいいか | 例:子どもは添い寝でもOK など |
| ベビーベッド・ベッドガードは必要か | 必要/不要/あればうれしい |
| 夜中のトイレが心配な人は誰か | 祖父/祖母/子ども/自分 など |
| 2部屋のうち、どちらを祖父母にするのが動きやすいか | 例:エレベーターに近い方 など |
ここまで整理してからホテルに問い合わせると、「この家族構成なら、このタイプのお部屋がおすすめです」と、より具体的な提案をもらいやすくなります。
コネクティングルームの防音・プライバシー注意点

コネクティングルームは便利な一方で、防音が完璧ではないことが多いです。
内ドアを閉めても、どうしても音は普通の壁より通りやすくなります。
これは三世代旅行のコネクティングルームに限らず、構造上の特徴として知っておくと安心です。
特に気をつけたいのは、子どもの声やテレビの音、夜間の物音です。
祖父母が早く休みたいときは、子ども側の部屋の音量を落としたり、23時以降は静かめに過ごしたりと、家族内でルールを決めておくとトラブルを防ぎやすくなります。
防音・プライバシーでの注意点
「寝る部屋はしっかり分けたい」というタイプのご家族なら、コネクティングルームと二間続き和室や和洋室の違いを見比べてみるのもおすすめです。
料金や広さ、プライバシーの度合いが少しずつ変わってきますよ。
【三世代旅行】コネクティングルームで失敗しない宿選びと注意点
ここからは、具体的な宿選びのチェックポイントと、コネクティングルームならではの落とし穴についてお話しします。
予約サイトでは分かりにくい点や、現地で「しまった」となりやすいポイントも含めてまとめていきますね。
コネクティングルーム を選ぶ際の施設チェックポイント
三世代旅行でコネクティングルームを予約するとき、私が必ず確認しているのは「部屋の位置」と「館内設備」です。
どんなに部屋自体が良くても、エレベーターから遠かったり、夜遅くまで騒がしい場所に近かったりすると、シニア世代には負担になってしまいます。
三世代旅行でチェックしておきたい館内動線・設備
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| エレベーターから部屋までの距離 | 段差や長い廊下はないか、祖父母が無理なく歩けるか |
| 大浴場までのルート | 階段が多くないか、エレベーターで行けるか |
| 朝食会場までの距離 | 朝の混雑時に歩きづらいルートになっていないか |
| 館内の騒がしいエリア | 宴会場・ラウンジ・キッズスペースが近くないか |
| 駐車場・駅からのアクセス | 雨の日や荷物が多い時でも移動が負担にならないか |
予約サイトだけでは分からない部分も多いので、「三世代旅行なので、できればエレベーターに近い静かなフロアだとうれしいです」と一言添えておくと、配慮してもらえることが多いですよ。
コネクティングルーム のコストパフォーマンスと予約時の注意点
コネクティングルームは便利なぶん、料金体系が少し分かりにくいことがあります。
「2部屋セット」とはいえ、基本的には部屋数分の料金がかかるため、通常のツイン1部屋よりは高くなりがちです。
一方で、三世代旅行向けのプランや連泊割引、早期割引などを上手に組み合わせると、スイートルーム1室を取るよりも安く、なおかつ広さも確保できることがあります。楽天トラベルやJTBなどの予約サイトでは、「三世代」や「コネクティングルーム」「二世帯」などのキーワードで絞り込み検索をすると、対象プランが見つけやすいですよ。
料金・予約まわりで気をつけたいポイント
| 項目 | 要チェックポイント |
|---|---|
| 2部屋分の料金 | 1室あたり○円なのか、2部屋セットで○円なのか |
| 子どもの料金区分 | 年齢・添い寝・食事ありなしでいくら変わるか |
| 三世代向けプラン | 「三世代」「二世帯」「コネクティング」などの専用プランがあるか |
| キャンセル規定 | 何日前からキャンセル料が発生するか |
| 早割・連泊割 | 旅行日程をずらすことでどのくらい安くなるか |
ざっくりとでも総額を比較しておくと、「コネクティングルーム2部屋」か「広めの和洋室1室」か、「スイート1室」かの判断がしやすくなります。
料金やプラン内容、キャンセル規定などは、あくまで一般的な目安に過ぎません。正確な情報は、各宿泊施設や予約サイトの公式ページを必ずご確認ください。
予約前に確認すべき設備差と間取りの落とし穴
コネクティングルームと聞くと、「左右対称の同じ部屋が2つ」とイメージしがちですが、実際には設備や広さが微妙に違う2部屋がつながっているだけというケースも少なくありません。
例えば、
といったパターンですね。
三世代旅行でコネクティングルームを使うときは、どちらの部屋に誰が泊まるかをイメージしながら、「設備に差がある場合はどちらを祖父母にするか」も考えておくとスムーズです。
予約前にしておきたいひと手間
写真だけでは分かりにくいことも多いので、気になる点は遠慮なく質問してしまった方が結果的に安心して泊まれます。ホテル側も、事前に要望が分かっていた方が準備しやすいはずです。
コネクティングルーム を使う際の安全性とセキュリティ注意点

コネクティングルームには、内ドアが2部屋をつなぐ「出入口」になっているという特徴があります。そのため、安全面で少し意識しておきたいポイントもあります。
まず、外出時には必ず両方の部屋の鍵を施錠しておくこと。内ドアだけを閉めておいても、廊下側のドアが開いていれば意味がありません。また、子どもが勝手に内ドアを開けて廊下に出てしまわないよう、廊下側のチェーンロックや補助ロックも活用しましょう。
セキュリティの基本ポイント
三世代旅行は人数が多いので、荷物や貴重品の管理が少しルーズになりがちです。パスポートや多額の現金などは、なるべく分散して管理しておくと安心ですよ。安全面で不安があれば、旅行会社や宿のスタッフにも遠慮なく相談してください。
旅行全体の安全情報については、シニア世代の安心旅行に役立つ公式リンク集も参考になります。最新の運行状況や災害情報などは、必ず公的機関や公式サイトで確認してから出発しましょう。
ホテル以外の三世代旅行の選択肢:体験型リゾートという考え方
三世代旅行=ホテルのコネクティングルーム、というイメージが強いかもしれませんが、
「子どもを思い切り遊ばせたい」
「祖父母にも無理なく楽しんでもらいたい」という場合は、体験型リゾートを選ぶ手もあります。
たとえば千葉県にある【BUB RESORT長生】は、1日20〜30種類のアクティビティを追加料金なしで楽しめる、オールインクルーシブの自然体験リゾートです。
子どもはクルーに見守ってもらいながら遊べて、親や祖父母は合間に休憩したり、夕食をゆっくり味わえたりと、三世代それぞれのペースで過ごせるのが印象的でした。
▶ 三世代旅行とペット同伴旅行にも使いやすい【BUB RESORT長生】の詳しいガイドはこちら
まとめ:三世代旅行 コネクティングルーム を活かす為に知っておきたい事
三世代旅行でコネクティングルームを上手に活かすポイントは、「距離感」と「準備」に尽きると、これまでの経験から感じています。
コネクティングルームなら、みんなで過ごす時間と、それぞれの休む時間を両立しやすくなります。内ドアを開ければワイワイ団らん、閉めればそれぞれのペースで就寝や身支度ができるので、三世代全員がストレス少なく過ごしやすいです。
そのうえで、
といった準備をしておけば、「こんなはずじゃなかった…」という事態はかなり減らせます。
もし、気に入ったコネクティングルームのある宿泊施設が見つからない時は・・・
関東近郊なら、先述した体験型リゾートや、温泉と観光を組み合わせたプランを考えるなら、
▶修善寺温泉街をゆったり散策できるコースも参考になると思います。
なお、この記事でご紹介した料金や設備、サービス内容は、あくまで一般的な目安や私が訪れたときの情報にもとづいています。
最新のプラン内容・料金・安全情報については、必ず各施設や公式サイトでご確認ください。
三世代旅行コネクティングルームの良さをうまく取り入れて、あなたのご家族らしい距離感で、思い出に残る旅を楽しんでくださいね。
三世代旅行は、部屋選びや動線だけでなく、「祖父母がどう感じるか」「どこまで関わるべきか」も大切なポイントです。
祖父母側の本音や、孫との旅行を成功させるコツについては、もう一つ運営しているブログで詳しくまとめています。

